乳歯は永久歯よりもエナメル質が薄く、虫歯になりやすい ため、早めの予防がとても大切です。
虫歯は進行が速く、放置すると永久歯の歯並びや健康にも悪影響を及ぼすことがあります。
お子さんの歯のためには、保護者の方のご協力も大切です。クリニックでの定期検診や処置とともに、小さい時からしっかりケアしましょう。
乳歯の虫歯を防ぐポイント
① フッ素で歯を強くする(フッ素塗布・フッ素入り歯磨き粉)
フッ素 は、歯を強くし、虫歯を予防する成分として広く活用されています。特に子どもの乳歯や生えたての永久歯は虫歯になりやすいため、フッ素が効果的です。
フッ素の主な効果
1.歯の再石灰化を促進
歯の表面は、飲食のたびに酸によって溶けかけます(脱灰)。フッ素は、カルシウムやリンと結びつき、歯のエナメル質を修復(再石灰化)する働きがあります。
2.歯質を強化し、虫歯になりにくくする
フッ素がエナメル質に取り込まれることでフルオロアパタイトを作ります。フルオロアパタイトは通常のエナメル質(ハイドロキシアパタイト)より酸に強い構造となるので、虫歯になりにくい歯を作ります。
3.虫歯菌の働きを抑制
フッ素には、虫歯の原因となる細菌の活動を抑え、酸の産生を減らす効果があります。その結果、歯が溶けにくくなります。
3~6か月ごとに歯科医院でフッ素を塗ると、歯が強くなり虫歯になりにくくなります。
港区では4・5・6歳のお子さんを対象にさわやかちゃんフッ素塗布をおこなっております。港区在住の方はお声がけください。
フッ素の適量(年齢別)
| 年齢 | フッ素濃度 | 使用量 |
|---|---|---|
| 0~2歳 | 500ppm | ごく少量(米粒程度) |
| 3~5歳 | 500~1,000ppm | グリーンピース粒程度 |
| 6歳以上 | 1,000~1,500ppm | 歯ブラシ全体の1/3~1/2程度 |
「ぶくぶくうがいができる年齢」になったら、フッ素濃度が高めのものを使うとよいでしょう。歯磨き後は軽くうがいして、フッ素を歯にしっかり残すことが大切です。
② シーラントで奥歯の溝をカバーする
シーラントは奥歯の溝に特殊な樹脂を埋めて、虫歯を予防する方法です。特に6歳頃に生えてくる「6歳臼歯」は永久歯の中でも虫歯になりやすい歯なので、シーラントで保護するとよいでしょう。
③ 正しい歯磨きを習慣にする
歯磨きは1日2回は必ずしましょう。寝ている間に虫歯菌が活発になるため、特に夜寝る前の歯磨きはとくに重要です。また子どもはまだ上手に磨けないので、小学校低学年くらいまでは親が最後にチェック&仕上げ磨きをするとよいでしょう。フロスも効果的です。当院では仕上げ磨きのアドバイスも行っております。
④ だらだら食べを防ぐ
食べ物が口の中に長時間あると、虫歯リスクが上がるのでおやつの時間を決めましょう。ジュース・スポーツドリンクといった甘い飲み物、飴・グミなど歯にくっつきやすいお菓子は虫歯の原因になりやすいので注意が必要です。お茶や水を飲む習慣をつけるとよいでしょう。
⑤ 定期的に歯科検診を受ける
3~6か月ごとに歯医者さんでチェックすることで、早期発見・早期治療ができるので、虫歯のリスクを減らせます。